医療現場では言葉遣いもケアの一部

「若者言葉」や「コンビニ言葉」というものがあります。これは昔からあるもので、その時代ごとに変化をします。若者文化は若者の主張の表れなので、否定するのは大人げないかもしれません。若者同士の間で使われている分には問題がないのですが、社会に出て、目上の人などに使うと眉をしかめられたり不思議な顔をされることもあるでしょう。実際に「ヤバイですよ」と言われても何のことだか分かりませんし、「鬼」と言われると昔話に出てくる鬼しか想像できません。

一般職の場合は笑い話で終わることが多いのですが、医療関係の現場では笑うことが出来ません。高齢者の「結構です」という返事には2通りあります。「必要ない」意味の「結構です」と「納得したのでそれで良いです」の「結構です」の意味です。同じ言葉なのにそのやり取りや、状況によって全く意味が違ってきます。ただの会話上のことであればあればお互いの意味が取り違えられていても大きな問題にはならないのですが、医療の現場では大変なことになります。検査を受けない意味で言った「結構です」によって検査を受ける状況になってしまったら、患者はどう感じるでしょうか。信頼関係は一気に崩れてしまいます。

患者の話を一番聞く機会の多い看護師には、このような世代の違う言葉などについても勉強が必要ですし、また教育現場でも世代の違う人たちと触れ合い、会話をする機会を設けるように努力していることが多いようです。

自分たちが普段、仲間内で使っている言葉が実は世間一般では通用していないことを知っておかなくてはいけません。特に医療関係では、誰もが理解出来て、勘違いを起こさない言葉を使用する習慣を身につけておくことが大切なように思います。

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